Lesson15
ちょっと久しぶりの上級コースお稽古でした。
とっても可愛い七五三の7歳女の子の着付けをしました。
基本的には大人の着物のミニチュア版になりますが、身上げ&肩あげをしているのでおはしょりもなく着物本体についている紐で形を作るという感じでした。帯周りも小さく可愛い。
初めて手にするものといえば「志吾貴(しごき)」でした。
4分の一の幅に畳んで帯の下に捲くのですが、長いので畳むだけで一苦労。
もともとは裾を下ろして着物を着ていた時代に着物の裾をあげるときに使う仮紐のようなものですが、現代ではおはしょりを作りますので裾をたくし上げることもないので"飾り"になっていますね。
長い長い志吾貴を畳んでいる時は「実用性がないんだったら無くてもよくない〜?」なんて思ってしまいましたが、後ろでリボン結びをした姿を見ると「うん、必要。可愛い。」7歳の女の子にはキュッとリボン結びでゆらゆら揺れている実用性のない飾りはとびっきり素敵で必須なんじゃないかな、と思いました。
七五三って、たくさん着飾って子供ながらにも大人になったな!と思う一番最初なのかもしれないですね。
人生の節目に着物を着れる幸せ。素敵ですね。そんな素敵な瞬間をお手伝いできる着付け師になりたいです。