やってきたことが自信となりますように。
いよいよ、本番は明日となりました。
事前の姉弟子さんへの着付け確認チェックでは、お話をしたりお声がけをさせていただいたりと実際のお客様とのシチュエーションを想定しての着付けでしたがタイムも13分半と収まりました。
しかし着付けの内容的には紐は緩く、帯は締めすぎだったり、襟合わせが少しずれてしまったりと満足いく結果ではありませんでした。
ただ、腰紐は特にトルソーでは掴みづらい感覚だったので、自分の締め具合との差を確認できました。そしてまだ間に合う!と他装コースでも浴衣の練習をさせていただきました。
こちらでも同じ現場に入る姉弟子さんとお互いに着せ合い、紐の締め具合を中心に確認させていただきました。特に腰紐の締め具合は何度か締めさせていただいたのですがなかなか良い具合に締めることが出来ずにいたところ、吉澤先生に腰紐を締めていただくことになりました。実際に吉澤先生に締めていただくと、私よりもかなりしっかりとぎゅーっと締めているのに体感的には背中の15cmぐらいの部分だけが締まっているような感覚でした。
こういう風に締めるとこのぐらいに締まるのか、と実際に体感出来たことで自分の力加減にも自信が出ました。
その後もほぼ毎日のように自宅にて練習。
準備〜片付けまで入れても20分ぐらいで出来るので、ご飯が炊けるまでの時間や洗濯が止まるまでの時間などちょこちょこと練習しています。
あとは、当日緊張しすぎないこと!笑顔でいること!お客様を笑顔にすること!
浴衣練習引き続き
浴衣の着せ付け練習しています。
15分以内というハードルはなんとかクリアできるように。
着付けといってもその時々にあった着付けがありますよ、と吉澤先生にも言っていただき、カットする部分を決めるとあっさり15分切ることができました。もちろん他の部分をもっと確実に1回で決め切れるともう少し時間短縮になると思うので、そこも諦めず。
帯結びはいろいろと試行錯誤中です。2〜3分で完結できるようなものを中心に練習しています。左右非対称のものはバランスを変えたり、ネットで綺麗な形を探してそれに近づくように調整しています。
手先の長さは帯の分厚さによってかなり変わってくるので、帯の種類によってもその場で微調整できるように練習していきたいと思います。
Lesson16
これまた1ヶ月ぶりの上級コースお稽古でした。
女袴のレッスンでした。今年の2月にも中級コースで女袴のレッスンがあった時にお稽古したので、前日にもおさらいをしていたのですが。。。。
裾除けの巻き方から衣紋の抜き方襟元の角度の決め方など「そうだった?」とストップが度々入りました。
なぜそこを持っているのか
なぜそこを押さえているのか、なにを押さえているのか
どこを沿わせるのか、どこを綺麗にしているのか、、、
吉澤先生が教えてくださる動作の1つ1つに意味があります。
”自分で着物を着れるようになる”という目標のうちは「着るためにこの動きをする」「手順を覚える」ということで良いのかもしれませんが、これらは時間が経つと癖が出てきたりなんとなくこんな感じだったような〜など自己流になってくる部分がたくさん出てきます。それはなぜなのか。
「なぜ、その動きをしているのか」ということを”理解”していないからでした。
上級コースも残りわずかとなってきたにもかかわらず、裾除けも綺麗に巻けないのかと悔しさと情けなさと、、、あと、自信がないんだなと思いました。
とはいえ、凹んでいても仕方がないので裾除けの巻き方からやり直し!
自分の動きを説明できるように、納得できるような練習も追加します。
藤井絞祭り
週末は藤井絞祭りへお邪魔してきました。
憧れの藤井絞さんの着物や浴衣を直に見れるということでドキドキいっぱいで京都へ行きました。
大人気の「雪花絞り」の浴衣はもちろんのこと、いろいろな技法で絞りが施された反物がずらーーーっと並んでいました。多彩な技法があることに驚いたのと同時に染めの彩りにも驚きました。いわゆる絞りの浴衣のイメージで紺や青系が多いイメージでしたが、黄色や赤、緑などもとても綺麗な色で驚きました!気品とかっこよさと柔らかさと自信がある、そんな素敵な浴衣でした。
着物の方はとういうと、もっと複雑な技法もあるんでしょうか。どうなってどう仕上がっているのか?と悶々と想像していると、藤井社長自ら丁寧にご説明いただきました。
技法を知るとなるほど〜感心すると同時に、そんなことを手作業で?!と驚くこともたくさんありました。また、絞りの解き体験もさせていただきましたが布が破れないかとヒヤヒヤしましたが引っ張った際に糸がブチブチと切れていく音は気持ちよかったです。
染色や絞り加工の工程を知ることで職人さんの手仕事の素晴らしさをより一層知ることができました。丁寧に解説、お話くださった藤井社長に感謝です。
吉澤先生のコーディネート講座では
実際に展示されている藤井絞さんの商品の中から、着物と帯をチョイスして発表するというワークショップとなりました。5分の制限時間で展示されているすべての反物の中から着物と帯を選ぶのですが、すぐにこれ!と決められる方、最後まで悩まれる方など様々でしたがみなさん本当にウキウキとしたとても素敵な表情で選ばれていました。
私は深緑に小さな飛び柄?の絞りがある着物に、モダンな大柄の帯を合わせました。イメージは30代で普段洋服を切られている方に着て欲しいコーディネートにしました。
無難なチョイスだったようにも思いますが、吉澤先生からは「60代ぐらいの方が着られても素敵ですね」と言っていただきました。海外で着たい、そんな雰囲気もありますね。他の参加者のコーディネートもそれぞれ素敵で、追加する小物のポイントなども吉澤先生から解説していただきました。
どんな着姿を目指しているのか、どういう人に見られたいのか、どうありたいのか、、、などたくさんある選択肢や技法の中で、自分は何を選んで、なぜそれを選んだのか、、、考え出すと止まりませんね。笑
午前中は祇園白川のかき氷が有名なたすきさんへ行きました。7月限定、グレープフルーツヨーグルト、絶品でした。
半幅帯の練習
夏も近いので半幅帯の練習をしています。
帯結びは本当に飽きないですよね。何時間でも練習できる!!
母が私に浴衣を着せてくれている時はいつも蝶結びのような形でした。リボンが重なっていて可愛くて好きでした。母が結んでくれる帯はずれることもなくしっかりとした形だったように思います。今度、どうやって結んでいたか改めて聞いてみます。
昨日は浴衣に合わせた帯結びの練習をしました。
一番好きなのは左上の"のし結び"(恋文結びともいいます?)なんですが、羽の下から織り上げた部分が綺麗ではないですね。もっと結び目を綺麗に仕上げたいです。
右上はタレを半分にしたまま羽を作りました。これもキリッとコンパクトで好きです。
左下は名前忘れちゃいましたが、お太鼓風?半分に追った羽を少し引き出して裏布を見せると可愛いかなと思いました。
右下は蝶結びです。あえて下の羽のタレ先を長めにしてみました。アンバランスなのも良いかと。
帯結びは、帯の柄や素材に合う結び方もあると思いますし、なにより着られる方のご要望もあると思いますので、できるだけ多くのアレンジができるようになりたいと思います。
美容院のヘアセットやヘアメイクのように「こんなイメージで」と言われた時にささっと結べたら魔法使いみたいで嬉しいですよね。
地震。
地震にビクビクしながらもできるだけいつもの生活を心がけています。
自宅が北区に近かったのと9階だったことで体感的にかなり揺れました。大きなものが倒れたりなどはなかったですが、カラーボックスに積み上げていたTシャツの山が崩れたぐらいで。あと、どこから落ちてきたかわからないIKEAのマグカップが床に落ちてました。
恥ずかしながら、防災リュックの準備もしていなかったので、ひとまず家にあるもので即席防災リュックを作成。ペットボトルの水、ゴミ袋、ジップロック、タオル、Tシャツ、雨具、お菓子、モバイルバッテリー、ガムテープぐらいでしょうか。懐中電灯がなかったので、前にライブで買ったキンブレなるペンライトを突っ込んでおきました。笑
地震で目が覚めて、実家の家族や関西外の友達から連絡が来て大丈夫大丈夫〜と返信。テレビを見ながら会社の人たちにも連絡。みんな自転車で到着できる距離だったので、一旦会社の様子を見に集合。久しぶりに自転車で事務所へ向かう途中に梅田界隈を通りましたが交通網が麻痺してるせいかたくさんの人が歩いていたり道路は渋滞していたり、、、やっぱりただ事じゃなかったんだなと感じました。
とはいえ、会社に到着すると特に被害もなく、東京の方々に無事の連絡をして早めに帰宅しました。
余震は翌日の朝にもあり、、、横になっている時の地震を経験するとなんだか不安が残るもの。これが本震だったのか、まだ余震があるのか、と考えて眠るとやはり眠りは浅くもなりますし
これほどの大きな揺れを体感したのは初めてだったのでさすがに恐怖心が芽生えました。地震の本当の怖さってこういうことか、と改めて感じました。
とはいえ、帰宅してから家でじっとしているとまた不安が募るので浴衣の着せ付けの練習なんかしてみたり。着付けの練習中は集中しているのですぐ動けるのでは、と思ってみたり。不安や心配な気持ちをずっと抱いていても余計に不安な気持ちになってしまうので、違うことに集中してみるものもいいのかもしれません。
普段からあまり集中力はない方なのですが、着付け中はしっかり集中する時間になって気分転換にもなります。
防災グッズの準備はしつつ、淡々と過ごせるようにしたいと思います。
Lesson15
ちょっと久しぶりの上級コースお稽古でした。
とっても可愛い七五三の7歳女の子の着付けをしました。
基本的には大人の着物のミニチュア版になりますが、身上げ&肩あげをしているのでおはしょりもなく着物本体についている紐で形を作るという感じでした。帯周りも小さく可愛い。
初めて手にするものといえば「志吾貴(しごき)」でした。
4分の一の幅に畳んで帯の下に捲くのですが、長いので畳むだけで一苦労。
もともとは裾を下ろして着物を着ていた時代に着物の裾をあげるときに使う仮紐のようなものですが、現代ではおはしょりを作りますので裾をたくし上げることもないので"飾り"になっていますね。
長い長い志吾貴を畳んでいる時は「実用性がないんだったら無くてもよくない〜?」なんて思ってしまいましたが、後ろでリボン結びをした姿を見ると「うん、必要。可愛い。」7歳の女の子にはキュッとリボン結びでゆらゆら揺れている実用性のない飾りはとびっきり素敵で必須なんじゃないかな、と思いました。
七五三って、たくさん着飾って子供ながらにも大人になったな!と思う一番最初なのかもしれないですね。
人生の節目に着物を着れる幸せ。素敵ですね。そんな素敵な瞬間をお手伝いできる着付け師になりたいです。