KIMONO着れたら楽しいな

着付け師を目指して奮闘中

藤井絞祭り

週末は藤井絞祭りへお邪魔してきました。

憧れの藤井絞さんの着物や浴衣を直に見れるということでドキドキいっぱいで京都へ行きました。

 

大人気の「雪花絞り」の浴衣はもちろんのこと、いろいろな技法で絞りが施された反物がずらーーーっと並んでいました。多彩な技法があることに驚いたのと同時に染めの彩りにも驚きました。いわゆる絞りの浴衣のイメージで紺や青系が多いイメージでしたが、黄色や赤、緑などもとても綺麗な色で驚きました!気品とかっこよさと柔らかさと自信がある、そんな素敵な浴衣でした。

着物の方はとういうと、もっと複雑な技法もあるんでしょうか。どうなってどう仕上がっているのか?と悶々と想像していると、藤井社長自ら丁寧にご説明いただきました。

技法を知るとなるほど〜感心すると同時に、そんなことを手作業で?!と驚くこともたくさんありました。また、絞りの解き体験もさせていただきましたが布が破れないかとヒヤヒヤしましたが引っ張った際に糸がブチブチと切れていく音は気持ちよかったです。

染色や絞り加工の工程を知ることで職人さんの手仕事の素晴らしさをより一層知ることができました。丁寧に解説、お話くださった藤井社長に感謝です。

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吉澤先生のコーディネート講座では

実際に展示されている藤井絞さんの商品の中から、着物と帯をチョイスして発表するというワークショップとなりました。5分の制限時間で展示されているすべての反物の中から着物と帯を選ぶのですが、すぐにこれ!と決められる方、最後まで悩まれる方など様々でしたがみなさん本当にウキウキとしたとても素敵な表情で選ばれていました。

私は深緑に小さな飛び柄?の絞りがある着物に、モダンな大柄の帯を合わせました。イメージは30代で普段洋服を切られている方に着て欲しいコーディネートにしました。

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無難なチョイスだったようにも思いますが、吉澤先生からは「60代ぐらいの方が着られても素敵ですね」と言っていただきました。海外で着たい、そんな雰囲気もありますね。他の参加者のコーディネートもそれぞれ素敵で、追加する小物のポイントなども吉澤先生から解説していただきました。

 

どんな着姿を目指しているのか、どういう人に見られたいのか、どうありたいのか、、、などたくさんある選択肢や技法の中で、自分は何を選んで、なぜそれを選んだのか、、、考え出すと止まりませんね。笑

 

午前中は祇園白川のかき氷が有名なたすきさんへ行きました。7月限定、グレープフルーツヨーグルト、絶品でした。

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半幅帯の練習

夏も近いので半幅帯の練習をしています。

帯結びは本当に飽きないですよね。何時間でも練習できる!!

母が私に浴衣を着せてくれている時はいつも蝶結びのような形でした。リボンが重なっていて可愛くて好きでした。母が結んでくれる帯はずれることもなくしっかりとした形だったように思います。今度、どうやって結んでいたか改めて聞いてみます。

 

昨日は浴衣に合わせた帯結びの練習をしました。

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一番好きなのは左上の"のし結び"(恋文結びともいいます?)なんですが、羽の下から織り上げた部分が綺麗ではないですね。もっと結び目を綺麗に仕上げたいです。

右上はタレを半分にしたまま羽を作りました。これもキリッとコンパクトで好きです。

左下は名前忘れちゃいましたが、お太鼓風?半分に追った羽を少し引き出して裏布を見せると可愛いかなと思いました。

右下は蝶結びです。あえて下の羽のタレ先を長めにしてみました。アンバランスなのも良いかと。

 

帯結びは、帯の柄や素材に合う結び方もあると思いますし、なにより着られる方のご要望もあると思いますので、できるだけ多くのアレンジができるようになりたいと思います。

美容院のヘアセットやヘアメイクのように「こんなイメージで」と言われた時にささっと結べたら魔法使いみたいで嬉しいですよね。

地震。

地震にビクビクしながらもできるだけいつもの生活を心がけています。

自宅が北区に近かったのと9階だったことで体感的にかなり揺れました。大きなものが倒れたりなどはなかったですが、カラーボックスに積み上げていたTシャツの山が崩れたぐらいで。あと、どこから落ちてきたかわからないIKEAのマグカップが床に落ちてました。

恥ずかしながら、防災リュックの準備もしていなかったので、ひとまず家にあるもので即席防災リュックを作成。ペットボトルの水、ゴミ袋、ジップロック、タオル、Tシャツ、雨具、お菓子、モバイルバッテリー、ガムテープぐらいでしょうか。懐中電灯がなかったので、前にライブで買ったキンブレなるペンライトを突っ込んでおきました。笑

 

地震で目が覚めて、実家の家族や関西外の友達から連絡が来て大丈夫大丈夫〜と返信。テレビを見ながら会社の人たちにも連絡。みんな自転車で到着できる距離だったので、一旦会社の様子を見に集合。久しぶりに自転車で事務所へ向かう途中に梅田界隈を通りましたが交通網が麻痺してるせいかたくさんの人が歩いていたり道路は渋滞していたり、、、やっぱりただ事じゃなかったんだなと感じました。

とはいえ、会社に到着すると特に被害もなく、東京の方々に無事の連絡をして早めに帰宅しました。

 

余震は翌日の朝にもあり、、、横になっている時の地震を経験するとなんだか不安が残るもの。これが本震だったのか、まだ余震があるのか、と考えて眠るとやはり眠りは浅くもなりますし

これほどの大きな揺れを体感したのは初めてだったのでさすがに恐怖心が芽生えました。地震の本当の怖さってこういうことか、と改めて感じました。

 

とはいえ、帰宅してから家でじっとしているとまた不安が募るので浴衣の着せ付けの練習なんかしてみたり。着付けの練習中は集中しているのですぐ動けるのでは、と思ってみたり。不安や心配な気持ちをずっと抱いていても余計に不安な気持ちになってしまうので、違うことに集中してみるものもいいのかもしれません。

普段からあまり集中力はない方なのですが、着付け中はしっかり集中する時間になって気分転換にもなります。

防災グッズの準備はしつつ、淡々と過ごせるようにしたいと思います。

Lesson15

ちょっと久しぶりの上級コースお稽古でした。

とっても可愛い七五三の7歳女の子の着付けをしました。

 

基本的には大人の着物のミニチュア版になりますが、身上げ&肩あげをしているのでおはしょりもなく着物本体についている紐で形を作るという感じでした。帯周りも小さく可愛い。

初めて手にするものといえば「志吾貴(しごき)」でした。

4分の一の幅に畳んで帯の下に捲くのですが、長いので畳むだけで一苦労。

もともとは裾を下ろして着物を着ていた時代に着物の裾をあげるときに使う仮紐のようなものですが、現代ではおはしょりを作りますので裾をたくし上げることもないので"飾り"になっていますね。

長い長い志吾貴を畳んでいる時は「実用性がないんだったら無くてもよくない〜?」なんて思ってしまいましたが、後ろでリボン結びをした姿を見ると「うん、必要。可愛い。」7歳の女の子にはキュッとリボン結びでゆらゆら揺れている実用性のない飾りはとびっきり素敵で必須なんじゃないかな、と思いました。

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七五三って、たくさん着飾って子供ながらにも大人になったな!と思う一番最初なのかもしれないですね。

人生の節目に着物を着れる幸せ。素敵ですね。そんな素敵な瞬間をお手伝いできる着付け師になりたいです。

 

 

振袖の自主練。最後の落とし穴。

GWもGW後もばたばたでようやく自主練再開です。

実家から振袖も取り寄せ、振袖の着せ付け練習も自宅でできるようになりました。

ほぼ半世紀前の振袖。叔母も母も姉も従姉妹も私も何度も何度も袖を通し、気づかないうちにできたシミや汚れもなかなか目につくようになってきたので練習用として使用させてもらうことにしました。たくさん練習します。おばあちゃん、ありがとうね。

 

いつもは着せてもらっていた振袖を自分がトルソーに着せ付けをすると、新しい発見がたくさんありました。こんなところにこんな柄が!こんなところにもシミが!着せ付けをするにあたり、かなり至近距離で着物と接していることに改めて驚きました。

あぁ〜振袖ってなんて贅沢なんだろう〜と惚れ惚れしながら着付けていました。

タイムは着物だけで30分強。帯を巻き終わると40分。

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あとは帯揚げと〜、あ!帯締めは派手なのを持ってきたんだった!

どうしよっかな〜ちょちょいと〜となんとなくリボン結び風に〜なんて甘い考えでした。全然いうこと聞いてくれない。

(お稽古の際もしれっとシンプルな帯締めを選んでいました。笑)

インスタなどで見かける華やかな結び方も簡単そうに見えて全然わからない!ただでさえ丸くげの帯締めだと一瞬の気の緩みで緩んでしまうし長さや房の始末がどうしたら!!!とパニックに。。。いやいや、まず基本からのアレンジですよね。と、桜結び風に落ち着きました。

いろいろ試行錯誤するのはこれからですね。帯締めの種類もたくさんありますし、見せ方も振袖を着られる方の希望などもあると思いますしね。全体のバランスもあるでしょうし、、、最後の最後にとんでもない落とし穴があったんだ、、、と振袖の恐ろしさをようやく知った私でした。

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振袖、袋帯の練習。

振袖の自主練。とはいえ、着物がまだ実家なので、帯結びだけ。

前回は文庫をしたので今回は三重紐を使って。

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こちらの袋帯は大きな刺繍があしらわれており硬い。帯そのものが硬いわけではなくて、刺繍の部分がとにかく分厚くて硬い。ヒダが形にならなくて四苦八苦。

飾り結びだからこそ帯の柄や質感にあった結び方を考えないといけないようですね。

自分的には一応まとまったかな、と思っているのですが。これと同じものを同じように作れるようにならないといけないですね。

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伊達襟を入れる練習も少しだけ。

前ばかり気にしていたのですが、衣紋側にシワがよりがちなことに気づきました。衣紋側の重なりを同じ幅にして、シワにも気をつけると自然と前の襟部分も綺麗になるような気がします。

 

帯揚げや帯締めのアレンジもできるように色々挑戦したいと思います。

 

同じクオリティのものをいつも同じように再現できるようにならないといけないですね。

Lesson14

振袖も3回目。

伊達襟を入れる練習と、三重紐を使わない帯結びの練習で文庫結びを練習しました。

留袖のお稽古の時に比翼を整える練習はしたのですが、伊達襟は比翼より分厚いような気がして扱いが難しかったです。比翼は着物本体に縫い付けられているので、それでまた感覚が違ったのかもしれません。

 

帯結びは柄止まりの位置をきちんと合わせてから結び始めます。

帯の結び具合がいつも難しく思います。袋帯の時はついつい締めすぎて、枕の紐が落ちなかったり(指が折れるかと思います・・・)帯揚げが入らなかったり、、、。人の体の時はまた感覚が違うから大丈夫、と言われたものの・・・これは他装コースで練習させていただこうと思います。

 

さて、振袖の帯結びといえばひだひだがあったり羽が何重にもなっていたり花が咲いたような形をよく見ます。実際に私も着せていただく時、お任せにすると華やかな形にしていただくことが多いです。

ですが、そのためにはやはり三重紐というアイテムが必要となります。

今回は袋帯だけで結べる文庫結びを練習しました。

まずは吉澤先生に手本を見てせていただいたのですが、吉澤先生の結ぶ文庫結びはとってもキュートで上品です。半幅帯の時もそうなんですが、吉澤先生が結ぶ文庫結びは格別です!

時代劇などで武家の娘さんや大奥の方々が結ぶイメージを持っていたのですが、シンプルなのに品があってとても素敵な形だなと思いました。

 

いざ、自分で挑戦してみると、、、羽が左右対称じゃなかったり・・・アンバランス。シンメトリーの感覚をきちんと持たなければいけませんね。どうやって練習すれば良いのかまた考えます。

 

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早速、自宅でも練習してみましたが、自宅にあった振袖用の袋帯は大きな刺繍柄のもので羽の折り返し部分が刺繍で分厚くなっていて形を整えるのが難しかったです。

回数こなさないとどうにもならないようなので、練習するのみです!

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